【1月3日 11:15~】「9区起用法は『3強監督』の因縁バトル」

 往路2区で各校のエースたちを苦しめた長い坂は、今度は序盤の下りになる。ペース配分を誤れば失速しかねない、難しい区間だ。

 前回、青学大の原晋監督は当日のエントリー変更で主将の藤川拓也(現中国電力)を起用。藤川は区間賞の快走を見せた。9区にエース級を配置する手法を原監督は、ライバル校から学んだのではないかと私はみている。

 原監督が青学大に来たばかりの頃、全日本大学駅伝で予選落ちをしていた時期があった。原監督は解説者として大会に招かれ、駒澤大の大八木弘明監督や東洋大・酒井監督に熱心に取材していたのを思い出す。

 かつて大八木監督は「9区で全部が決まる」と公言し、エース格の窪田忍(現トヨタ自動車)を2度起用した。同じ福島出身の酒井監督は大八木監督の手法を熱心に研究し、それに倣ってきた。その2人を取材した経験が、今の青学大の采配に活きているのではないか。「3強」の監督の因縁が9区でぶつかり合う。

※週刊ポスト2016年1月1・8日号

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