千円札を使ったマジックを披露する川原社長
川原:パーティーやイベントが多いです。その他、結婚式、学園祭、お祭り…結婚式は歌だけでなく司会も数多くやっています。全国どこへでも行きますよ。
――誰でも催眠術ができるものですか?
川原:はい。催眠術というのは、特殊な能力はいりません。特殊な訓練もいりません。最低限のトークができて、演技ができればいい。あと、声は大事ですね、落ち着いた感じのトーンです。でも一番大切なのは堂々とやる事です。
――催眠術をかけるのは簡単ですか?
川原:「絶対にかかるもんか!」と思っている人は、かかりにくいですね。基本、ほとんどの人がかかるのですが、自分から拒否する人はかかりにくいかも…でも、10人中6、7人にはかけられますよ。
――催眠術のコツは?
川原:一番大事なのはラポールといって、心のかけ橋を作ること。要するに、安心感や信頼関係を作るんです。あとは権威。この人すごいなと思わせる。権威を作るために、おしゃべりをしたり、ぼくの場合は手品をしたります。こういうのを消して(手に持った名刺が、手を一振りすると消える)……出したり(手の平に戻る)。
そうやって、この人すごいなとか、面白いなって思わせて相手に安心感を与えることが大事なんです。ここに千円札がありますよね(一部、手で切り取る)。そこに息を吹き込むと……戻る(破れていない)。
――驚きました。催眠術と手品は、セットで披露しているんですね。
川原:必ずではありませんが…催眠をかける前に「この人は面白いな、すごいな~」「怖い人じゃないなって思うと、安心感を与える。催眠ショーをするときは、最初1、2曲歌を歌うんです、しかもオペラ、こんなふうに(声量のある美声で実際に歌う)。それで手品をして、催眠術をするんです。
――フルコースですね! どれも素晴らしいです。手品や催眠の師匠はいるんですか?