「大事なのは自分が行ったことがあるお店について、自分と同じような感想をコメントしているレビュアーを探すこと。そういう人が高い評価をつけている店の味は自分の舌にも合うはず。
その際に、レビュアーのプロフィールページやコメント内容から、自分と近い場所に住んでいる人だとわかったら凄く良いですね。同じような味・値段でも地元のお店に対する評価とわざわざ遠征した先のお店に対する評価は変わる傾向がある」(前出・松浦氏)
迷った時は「写真を見ろ」とアドバイスするのは、前出のはっしー氏だ。
「『百聞は一見にしかず』という言葉がある通り、写真は大きな判断材料になる。特に焼き肉などはわかりやすい。肉の質感などは専門家でなくても、サシがきれいに入っているなど、なんとなくわかりますよね。最近の若者はスマホで写真を撮り慣れているので、信頼度の高い写真が多い」
1654店に書き込みを行っている食べログの有名レビュアーのうどんが主食氏は「気になった店を“定点観測”することが大事」と話す。
「検索している時に、良さそうな店だと感じても点数が低い時があります。その時はその店をチェックリストに入れておく。定期的にリストを見ていると、日に日に点数が上がっていく店がたまにある。例えば3.0から3.3に上がり始めたくらいで店に行けば、将来の『予約が取れない店』に出会えることもある」
※週刊ポスト2016年3月18日号