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勝谷誠彦がトランプ氏を分析「自分の金だから支持される」

 コラムニスト・勝谷誠彦氏とネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、最新時事ネタを自由気ままに語り合うトーク番組『勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ時事放談』のVol.10が、ニコニコチャンネル「NEWSポストセブンちゃんねる」で配信。今回はそのなかから、アメリカ大統領選に関するトークを紹介します。

 * * *
勝谷:あんなイロモノが、こんなにのさばるとは思ってなかったよね。

中川:トランプ氏のことですね。でも(アメリカに住んでいたので)すごく理解できるんです。アメリカ人って、愛国心を煽って他国と叩くと、突然低所得者層が燃え上がる、興奮するという傾向があるんですよ。

勝谷:身も蓋も底もない分析ですけど、その通りですね。

中川:1991年の湾岸戦争の時に、WWF、今はWWEになっているプロレス団体が『レッスルマニア』という大きな祭典をやったんですよ。その時のメインイベントが、アメリカを体現するハルク・ホーガンと、「イラクに魂を売った」っていう設定のサージェント・スローターですからね。そのサージェント・スローターが迷彩服を着てホーガンをボコボコにするんだけど、最終的にホーガンに敗れて、「私が間違っていた」って改心するっていう。それで、観客は「USA! USA!」の大合唱になって終わるわけですよ。

勝谷:それをもし日本で「大日本帝国万歳!」ってやったら、ものすごく叩かれるだろうね。

中川:朝日新聞あたりが「そんなイベントはけしからん、世界に配信して日本を叩かせるべきだ!」って報じるでしょうね。

勝谷:でも、まあ所得に関わらず1票は1票なわけで。あんな白人至上主義のトランプさんでも、所得が多くない層が熱狂してしまう、っていうね。誰かがトランプさんのことを「アメリカの橋下徹だ」って言ってたけど、橋下徹ほど上等な政治家ではないですよ。

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