【3】パン食よりご飯食
堀江さんによると、血の足りない体質「気虚」の人の生活スタイルを調べると、圧倒的に「パン食派」が多いという。古来より米食だった日本人にとっては、やはりお米のほうが消化しやすく、栄養を吸収しやすい。朝食や昼食がパンや麺という人は、ご飯に変えてみよう。
「実際、“気虚”のかたに朝食をお米に変えていただくようにアドバイスすると、みるみるうちに元気になるんです」
【4】血を作るための睡眠を
「漢方では午前0時を挟んだ前後2時間は体の陰と陽が入れ替わる時だといわれており、陰と陽がうまく入れ替わって初めて血が作られます」
この時間に眠っていなければ、血を作ることができないばかりか、血の浄化もできないため体の不調の原因に。
また、夜、ちゃんと熟睡するためには、体温に注目。人の体温は1日でなだらかな曲線を描いて変化している。体温が下がると眠りが深くなるので、就寝前にしっかりと体温を下げたい。
そのためには、心身をリラックスさせ、スッと眠りに入りやすくするお風呂が効果的。お湯にゆっくりつかって温まると、湯上がりは逆に熱を逃がして体を冷やそうとする“湯冷め”の状態になる。すると寝るときにしっかり体温が下がり、眠りを促すのだ。シャワーではなく湯船につかろう。
【5】下腹ぽっこりを防ぐ、内臓下垂解消30秒ドローイン
下腹ぽっこりの原因は、脂肪や宿便と考えがちだが、血がうまく流れていないことも原因の1つ。内臓を支える筋肉が弱ってきたために、下へ下へと下がってしまう内臓下垂。
内臓が下がると働きが悪くなり、血が作れないばかりか、子宮を圧迫し、婦人科系の不調の原因となる。内臓を正しい位置に戻すため、インナーマッスルを鍛えよう。
※女性セブン2016年5月5日号