寿司職人歴14年、『ダイマル水産』店長の立澤康裕さん
“高くて”旨いは当たり前。そんな中、鮮度抜群、職人がさばいて握って、驚きの価格帯を貫く店をご紹介。“安さ”と“旨さ”を両立する、その秘密に迫った!
「魚をさばける職人が100円寿司をやったらどうなるか?」それにいち早く挑戦したのが、『ダイマル水産』だ。1か月に約2万人が訪れる店舗もあり、人気の秘密は、店頭でおろす100円台の鮮魚。魚種は幅広く、真鯛、あじ、ぶり、かつお、生だこなど、毎日10~15種、1日約50kgの魚を店でさばく。
社員は皆研修を受け、まず魚のおろしかた、寿司の握りかたを修行。年に1回、社内で寿司の早握り大会も行われ、1分で10皿を握る強者も。店長を勤める立澤康裕さんは、寿司職人歴14年。1日に約50kg分の鮮魚をさばく日もある。
「おろしたての生サーモンはひと味違うよ。春は真鯛やかつおも旬。ぜひ、おろしたてを味わってみて!」
同店の水産担当マネジャー・野澤哲矢さんは、この人材力こそ、安さを底上げできる秘密と話す。
「北海道ぎょれんと提携し、市場を通さずに、鮮度のいい魚が毎日安く届きます。100円寿司は、通常は切ったネタをのせるだけの店が多いですが、魚をおろせる職人が各店舗にいるからこそ、さばきたての鮮魚を100円台で提供できる」
高級回転寿司と100円寿司の中間を狙った、革命児の登場だ。おろしたての生サーモン(151円)は身がしっとり柔らか。まずは店内のボードやタッチパネルで、『おろしたて鮮魚』をチェック!
●魚卸回転寿司 ダイマル水産 飯能店
住所:埼玉県入間市野田1503-1
寿司:約90種、サイドメニュー:約20種
店舗数:8店
※女性セブン2016年5月12・19日号