日経平均株価は2015年に2万円台まで急伸する局面があったものの、2016年に入り先行き不透明な展開が続いている。一方、アメリカではダウ平均株価やS&P500といった主要な株価指数が史上最高値に迫る勢いとなっている。海外に目を向ければ成長を期待できる市場は確実に存在する。
海外市場への投資を検討する場合、有効な手段のひとつがETF(上場投資信託)だ。ETFとは市場に上場する投資信託で、株式と同じくリアルタイムでの売買が可能。また、ETFは株価指数に連動する金融商品であるため、ETFを1銘柄購入するだけで、分散投資としての役割も果たしてくれる。
ETFの魅力のひとつが、同様の投資対象を持つインデックス投信と比べて「低コスト」であるという点だ。取引コストに関しては各証券会社が凌ぎを削る中、2016年4月に登場したインヴァスト証券の「トライオートETF」は、さらに低コストを追求している。マニュアル売買手数料や両替手数料は0円という類を見ない条件。しかも「元本為替リスクなし」という、海外投資で注意すべきリスクをも排除している。
こうした取引条件で、どのような銘柄が取引できるのだろうか。トライオートETFではニューヨーク証券取引所やNASDAQといった海外の証券取引所に上場する厳選26銘柄をラインナップ。
なかには1万円以下の少額から投資でき、なおかつ数年にわたり堅調に上昇している銘柄もあるので、一例を紹介しよう(最低投資金額は2016年5月13日時点、レバレッジ1倍時のもの。最低投資金額の詳細はこちら)。
●公益事業セレクト・セクターSPDR(R)ファンド:最低投資金額5500円
…米国公益事業関連の大型株で構成されるETFで、電力、ガス、水道企業のほか、独立系発送電事業等を行う企業で構成。5年で約46%上昇(※)。
●生活必需品セレクト・セクター SPDR(R)ファンド:最低投資金額6000円
…米国株消費財セクターの中でも、ニーズが安定した消費財を扱う企業のETF。P&Gやコカ・コーラ、コストコなどの普段の生活に密着した商品を提供する企業で構成。5年で約66%上昇(※)。
●一般消費財セレクト・セクター SPDR(R)ファンド:最低投資金額9000円
…生活必需品セクターが日常に無くてはならないものを提供するのに対し、こちらのセクターは人々の生活をより豊かにするためのサービスを提供。ウォルト・ディズニーやスターバックスといった馴染みのある企業も組み入れられている。5年で約94%上昇(※)。
【※2011年5月の始値と2016年5月の始値をもとに上昇率を計算】
これら1万円以下から投資できるETFを毎月最低取引単位ずつ積立投資のように買っていく方法もひとつの資産運用法だ。たとえ購入回数が多くなろうとも、マニュアル売買手数料が0円なので、取引時のコストは気にならない。
投資余力ができてから、投資を始めるのもひとつの選択肢だが、少額でもいいから将来へ向けた投資を早めに始めることも検討したい。トライオートETFの無料口座開設をして、海外市場の優秀銘柄をじっくり検討してみるのもいいだろう。