芸能

『笑点』のお題の決まり方 48年のベテラン放送作家もいる

『笑点』のお題はどうやって決めている?

 50周年を迎える『笑点』(日本テレビ系)。新司会者に春風亭昇太(56才)が抜擢されたり、林家三平(45才)が新メンバーとなったりと、話題が事欠かない。笑点をこよなく愛するコラムニスト・ペリー荻野さんは、お題の魅力を語る。

「『18才と81才の違い』というお題で、『東京五輪に出たいと思うのが18才、東京五輪まで生きたいと思うのが81才』という林家たい平さん(51才)の回答がネットでも話題になりましたが、こういう今っぽいお題がある半面、かつらをかぶっておじいさんとおばあさんになりきるという、昔ながらの落語を反映したお題もある。お題と回答者の絶妙な取り合わせも笑点の大きな魅力ですね」

 そもそも「お題」はどうやって決められているのか。福田一寛プロデューサーはこう述べる。

「数人の構成作家と制作スタッフで考えています。なかには48年間もお題を考え続けている、70代の構成作家のかたもいますよ」

 歌丸時代には年齢をおちょくった「死ネタ」、昇太になってからは「結婚ネタ」と、司会者のキャラを立てるお題が出されるのも珍しくない。例えば6月12日の回には、回答者が花嫁になり、昇太が「ぼくと逃げてください」と問いかけるお題があった。

「昇太さんのキャラを作り、盛り立てていこうという意図も多少はあります。でも、そこから先、回答が盛り上がるかどうかは司会者とメンバーの掛け合い次第ですね」(福田さん)

 構成作家など裏方さんも含めて“一座”の団結力が笑点の魅力を生んでいる。

※女性セブン2016年7月14日号

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