「記者陣は『今回はバラードだし、足上げはない方がいいかな』と遠慮していました。本当は、あったほうが絵になるからありがたいんです。だから、最後に自ら言い出してやってくれたのは助かりましたよ。ほかの芸能人の記者会見と比べても、田原さんほどサービス精神のある人はなかなかいないですね。それが空回りすることもあるんでしょうけど、記者陣の中でも『愛すべき人』という認識はあります。
かつて『ビッグ発言』が叩かれた記者会見の時も、田原さんの中ではいつものようにギャグで言っていたのが上手く伝わらなかっただけでしょう。それもサービス精神の現れですよ」
新曲発表の会見中は記者だけでなく、各社のカメラマンや音声担当からも笑みがこぼれ、終始和やかな雰囲気が漂った。状況が悪い時も、徐々に好転してからの今も、田原自身は何ら変わっていない。そのブレない心持ちが、復活の秘訣かもしれない。