気温が上がり、どんどん寝苦しさが増してはいませんか? 睡眠の質をあげることは、健康な生活には欠かせません。どうしたら、心地よい睡眠を獲得しやすくなるのでしょうか。風水専門家の直居由美里氏に聞きました。
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開運のためのインテリアというと、リビングやダイニングをイメージしがちですが、実は風水では、玄関の次に寝室が重要な場所とされています。
寝室はプライベートな空間です。ベッドメーキングをせず、寝乱れたままの状態にしておいても、ドアを閉めてしまえば人目に触れないから大丈夫だと考えてしまいがちですが、寝室が整っていないと、徐々に運気も乱れてきます。
睡眠は単に体を休めることではありません。人は寝ている間に環境からの「気」を吸収し、一日の活動で失った運気を補充しているのです。
暑さで寝苦しい夜が続くと、睡眠による「気」の補充が難しくなります。しかも7月は、東洋の暦では陽から陰の「気」へと切り替わるタイミングで、体調を崩す人が多くなるだけでなく、運気も乱れがちです。
この時期は、良質な睡眠を取って、しっかりと運気の足元を固めておくべきです。7月を無事に乗り越えれば、秋からの運気の飛躍が期待できます。睡眠中の人間は起きている時以上に、環境からの影響を受けます。意識がなくなっている分だけ、ストレートに室内の「気」に感応するからです。
質の悪い睡眠を続けていると、体調を崩すだけでなく、怒りや悲しみといったネガティブな感情が強くなります。睡眠不足の人がイライラしているのは、「気」の欠乏状態に陥っているからです。