2014年1月に放送された第3話「煙に巻いて去りぬ」では、嫌煙派であるヒロインを中心とした世界征服を目指す秘密結社が喫煙を排除する活動を開始し、賛同者を増やして「喫煙者撲滅キャンペーン」に発展、ついには地域全体で喫煙者狩りまで行われるほどエスカレートする。結局、それでも喫煙者は撲滅されず、お互いの立場や考え方を話しあわないキャンペーンは失敗し「喫煙者征服…ならず」と記録されて終わる。
第3話の最後で、喫煙をどうしても許せなかったヒロインは、喫煙者に「口寂しければ、これでもかじるがいい」とキャンディーを差しだしている。撲滅を目指していたことを思えば、喫煙者に配慮した申し出をする段階に進歩している。
放送から2年後にネットで話題になった今回も、
「吸ってない人のことさえ考えていてくれれば、いいんじゃないか」
「分煙してくれれば」
など、お互いを思いやれればよいのではないかというつぶやきも散見される。彼らはネット上では少数派にみえるが、日常生活のための基本的で大事なことを述べているにすぎない。喫煙者も嫌煙者も、噛みあわない主張を繰り返して世界征服を目指すのではなく、お互いのことを話しあって理解し、共に過ごせる日常生活をつくりあげるべきだろう。