「頭を冷やすのに、小豆はおすすめです。小豆250gを100円ショップで買った小袋に入れたものですが、冷凍庫で冷やしておいて、寝るときに頭の下に置くと、ちょうどいい冷たさで気持ちがいいんです。小豆は水分を15%ほど含んでいるので、ほどよい冷たさが20~30分は持続します。保冷剤ほど冷たすぎず、ベタベタもせず、小豆は最高です」
■涼感敷きパッド
「私は『salaf』という立体構造の高通気敷パッドを使っています。洋服の形状記憶繊維と同じ糸を使っていて、復元力とクッション性もあるので、涼しいし寝ていて快適なんです。涼感敷パッドを買うときには、ちゃんと見る目を持って選んでください。詰め物がポリエステルの綿のものは安く買えますが、綿が潰れて熱がこもって暑くなるので、避けてください」
■シーグラスマット
「身近にあるもので使えるのが、100円ショップでも買える『シーグラスマット』です。背中に当たるよう、骨盤上部から肩甲骨に少しかかるくらいの位置で、シーツの下に敷いてください。すると背中と布団の間にすき間ができて、熱が逃げてくれますよ」
■抱き枕
「抱き枕を使うと横向きで寝やすく、背中の熱を逃がしてくれます。抱き枕がなくても、使っていない敷きパットや肌掛け布団をくるくる丸めて縛れば、即席の抱き枕になります」
■アロマ
「ミント系のアロマは体感温度が下がるので、ラベンダーにミントを混ぜるといった使い方がおすすめです。レモンやローズマリーなどスッキリ系も、夏には涼しく感じる香りなのでいいですね」
眠りを妨げるものも回避したい。過度なアルコールやタバコのニコチン、カフェインのほか、冷たい食事や飲み物も胃腸の働きを低下させ、眠りの質を下げることもある。スイカは利尿作用が高いので、夜は食べ過ぎないように注意を。
心地よく眠るためのグッズを扱う『SONOBOM(ソーノボン)』と、寝具メーカーの東京西川が展開する『ネムリウム』。快眠ショップ2店にも、快眠グッズを厳選してもらった。『SONOBOM』山本恵一店長のおすすめは次の3つ。