奥州藤原氏の居館とされる柳之御所遺跡などの5件を加えた形で拡張申請している


【古都鎌倉の寺院・神社ほか】(神奈川県)

 日本初の武家政権誕生地として、源頼朝が幕府を開いた鎌倉。鎌倉大仏をはじめ歴史的文化財が数多く点在する、言わずと知れた観光スポットだが、2012年、国から推薦書を提出するもイコモスから不記載勧告を受ける。その要因を分析・検証し、再推薦に向け取り組み中。

【百舌鳥・古市古墳群】(大阪府)

 大阪府堺、羽曳野、藤井寺の3市にまたがる古墳群。巨大な古墳の周りに、中小の古墳が点在する。

「スーパーの敷地内にある鏡塚古墳や、高速道路の高架下にある赤面山古墳など、人々の生活の中に古墳が紛れ込んでいる様子がおもしろいんです」

【彦根城】(滋賀県)

 明治時代に廃城令で解体寸前だった彦根城は、北陸巡幸帰りの明治天皇が保存を命じたことで解体を免れた。国宝の天守は切妻破風(きりつまはふ)、入母屋破風(いりもやはふ)、唐破風(からはふ)を組み合わせた美しいデザイン。

「犬山城や松本城など、ほかの国宝の城と連携して登録を狙うという策も検討されているようです」

【飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群】(奈良県)

 推古天皇が即位してから、平城京に遷都するまで、日本の首都として政(まつりごと)が営まれた飛鳥・藤原宮。古代の記憶が眠るこのエリアには、宮殿や寺院跡、また石舞台古墳などをはじめとする古墳が数多く点在。1300年の時を超え、現代でも身近に「古代」を感じることができる。

※女性セブン2016年9月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン