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日本の暫定世界遺産7スポット その穴場的魅力を紹介

青森県にある日本最大級の縄文集落遺跡・三内丸山遺跡

 世界遺産登録を目指して、国がユネスコ世界遺産センターに提出する暫定リスト。現在これに記載された国内7つのスポットの魅力を紹介しよう。『日本ザンテイ世界遺産に行ってみた。』(淡交社)の著者で旅行エッセイスト・宮田珠己さんおすすめの穴場スポット情報も必見だ。

【北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群】(北海道/青森県/岩手県/秋田県)

 北海道と東北3県に点在する縄文時代の計17遺跡で構成。

「中でも青森県の是川遺跡に隣接する八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館がおすすめ。国宝の『合掌土偶』や、目の部分が異様に大きい『遮光器土偶』がおしゃれに展示されていて、縄文文化のイメージが変わりますよ」(宮田さん・以下「」内同)

【平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-(拡張)】(岩手県)

 奥州平泉では浄土思想が発展し、阿弥陀堂や浄土庭園を確立、鎌倉の寺院や庭園にも影響を与えている。平成23年に世界遺産登録された際に注目された中尊寺金色堂などが有名。暫定リストでは、それらの構成資産に、奥州藤原氏の居館とされる柳之御所遺跡などの5件を加えた形で拡張申請している。

【金を中心とする佐渡鉱山の遺産群】(新潟県)

 1601年から400年間も採掘が続いた金銀山と、その鉱山技術の変遷を伝える遺跡や建造物。

「廃墟マニアの心をくすぐる北沢浮遊選鉱場や、船のような形をした家が連なる宿根木(しゅくねぎ)の町など、当時の様子が偲ばれます」

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