ライフ

植松晃士氏 秋はコスパも評判も抜群「ベルばらブラウス」推奨

植松晃士氏が秋に推奨するファッションとは?

 世の中のオバさんたちに健康かつ美しく生きていくために、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイス。今回は、秋のファッションを劇的に変えるアイテムについて語ります。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう!

 早くも暦は長月(9月)となりました。長月は実際には新暦の10月上旬から11月上旬頃を指しますが、夜がだんだん長くなる夜長月が略されたという説が有力のようです。

 それにしても、年齢を重ねるごとに、月日の経つのは早く感じられるものですね。私など最近では、深呼吸ひとつすると季節が変わってるくらいの感覚です。

「秋といえば?」とご婦人がたに質問すると、松茸に栗ご飯、秋刀魚、ぶどう…。食べ物の名前ばかり出るのはどうしてでしょう。

「芸術」という答えはおろか、「ファッション!」と答えてくださるかたもいらっしゃらないのは、寂しい限りです。

 いずれにせよ、爽やかな風が待ち遠しい今日この頃。今回は一足早く、秋のファッションを劇的に変える、魔法のアイテムをご紹介します。

 それは、ずばり、“ベルばらブラウス”です。“ベルばらブラウス”を具体的に説明すると、シルキーで艶感のある、いわゆるとろみ素材のボウタイブラウスのこと。

 ディテールとしては、フリルやラッフル、プリーツなどが配されたデコラティブなブラウスの総称です。

 余談ですが、『ベルサイユのばら』を演じたタカラジェンヌのお話をすると、だいたいそのかたの年齢がわかりますね。初演はなんと昭和49年。初演のオスカルは榛名由梨さん、アンドレは麻生薫さんでした。

“ベルばらブラウス”の魅力は、それ1枚でサマになる、華やかな存在感という言葉に尽きるでしょう。

 ゴージャスでエレガントなアイテムですから、このブラウスを手にとって、まさかヨレヨレの綿パンをはこうと思うかたはいらっしゃらないはずです。

 ともすれば失いかけていたおしゃれ心に火をつけてくれる、得がたいアイテムでもあります。

 できればスカートにブラウスの裾をインして、正統派の装いでお出かけしていただきたいのですが、「それは無理です。あまりにもハードルが高いわ」とおっしゃるのであれば、デニムや細身パンツに合わせてもけっこう。

 その場合は、できれば足元だけでもエレガントなパンプスで。そして装いの仕上げには「小さめのバッグ」がマストです。

 百恵ちゃん、麻丘めぐみちゃんが活躍した時代を思い出してみて。ボウタイブラウスを清楚に着こなしたアイドルさんたちが、どれほどかわいらしかったことか!

 そもそも、昭和世代の皆さまは、華やかに装う“お出かけ着”を着ていた記憶があるはずです。以前は外出から帰ったら、必ず外出着から家着に着替えたもの。

 それが今はどうでしょう。外も家も同じ。きちんと装うことを忘れてカジュアル一辺倒になってしまったのは、実に嘆かわしいことです。街を見渡してみると、コンビニに行くようなスタイルの女性が多すぎます。

 ぜひ、この秋は“ベルばらブラウス”で、優雅なおしゃれを楽しんでください。そして購入したら、外出着としてガンガン着ることです。“とっておきのよそ行き”なんて思っていると、そのうち旬が過ぎてしまいますよ。

 この秋の“ベルばらブラウス”は、着るたびにコストパフォーマンスも、あなたの評判も上がること、間違いありません。

 オバさん、万歳!

※女性セブン2016年9月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
《「めい〜!」と親しげに呼びかけて》坂口健太郎に一般女性との同棲報道も、同時期に永野芽郁との“極秘”イベント参加「親密な関係性があった」
NEWSポストセブン
すべり台で水着…ニコニコの板野友(Youtubeより)
【すべり台で水着…ニコニコの板野友美】話題の自宅巨大プールのお値段 取り扱い業者は「あくまでお子さま用なので…」 子どもと過ごす“ともちん”の幸せライフ
NEWSポストセブン
『週刊文春』からヘアメイク女性と同棲していることが報じられた坂口健太郎
《“業界きってのモテ男”坂口健太郎》長年付き合ってきた3歳年上のヘアメイク女性Aは「大阪出身でノリがいい」SNS削除の背景
NEWSポストセブン
2泊3日の日程で新潟県を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA)
《雅子さまが23年前に使用されたバッグも》愛子さま、新潟県のご公務で披露した“母親譲り”コーデ 小物使い、オールホワイトコーデなども
NEWSポストセブン
卒業アルバムにうつった青木政憲被告
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「ごっつえーナイフ買うたった 今年はこれでいっぱい人殺すねん」 被告が事件直前に弟に送っていた“恐怖のLINE”
NEWSポストセブン
独走でチームを優勝へと導いた阪神・藤川球児監督(時事通信フォト)
《いきなり名将》阪神・藤川球児監督の原点をたどる ベンチで平然としているのは「喜怒哀楽を出すな」という高知商時代の教えの影響か
週刊ポスト
容疑者のアカウントでは垢抜けていく過程をコンテンツにしていた(TikTokより)
「生徒の間でも“大事件”と騒ぎに…」「メガネで地味な先生」教え子が語った大平なる美容疑者の素顔 《30歳女教師が“パパ活”で700万円詐取》
NEWSポストセブン
西岡徳馬(左)と共演した舞台『愚かな女』(西武劇場)
《没後40年》夏目雅子さんの最後の舞台で共演した西岡徳馬が語るその魅力と思い出「圧倒されたプロ意識と芝居への情熱」「生きていたら、日本を代表する大女優になっていた」
週刊ポスト
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン