女優の蒼井優をはじめ、季節を問わず「かき氷」を食べ歩くかき氷マニアたちがいる。『マツコの知らない世界』(TBS)にも出演して有名になった“かき氷の女王”原田麻子さんなどは、年間1500杯以上のかき氷を食べているのだという。
もちろん一般女性のなかでもかき氷マニアは多い。都内の人気かき氷店に並んでいた女性Aさん(32歳)は、土日は必ずかき氷屋をはしごするという熱の入れようだ。なぜこんなにハマってしまったのか。
「もともとかき氷は好きでしたが、“かき氷欲”が増したのはインスタグラム(写真投稿アプリ)がきっかけです。ハッシュタグで『#かき氷』『#SHAVEDICE』などと検索すると、すごく綺麗なかき氷写真がたくさん出てくるんですね。学生さんだけでなく、主婦世代のマニアも多く、コメント欄で交流したりもしている。それを見て、『わたしも趣味にしちゃえ』と思ったのがハマったきっかけです。だんだん『制覇したい!』という欲が出てきて、1日に何軒もはしごするようになりました」(Aさん)
別のかき氷店に友人と3人で並んでいた女子大生Bさん(20歳)も、“かき氷マニア”になったきっかけはインスタグラムだったと語る。
「インスタに載せる写真で一番無難なのが、かき氷かな、って思ってます。見た目もカワイくて、加工すると絵になるし、『いいね!』もされやすいんですよ。最近のインスタって、リア充自慢ばっかりでうんざりすることもあるけど、かき氷の写真だったら癒されますよね。
有名なかき氷マニアの人のアカウントをチェックして、その人がオススメしている店に大学の友達と食べに行くっていうのが最近の趣味。人気店だと土日は3時間待ちとかも当たり前。インスタを見ていると、周りのかき氷好きに負けたくないな、っていう気持ちも出てきました(笑い)」(Bさん)
インスタグラムはかき氷ファンの輪を広げるだけでなく、マニアの間の闘争心にも火をつけているのかもしれない。