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2016.11.03 16:00  週刊ポスト

現役僧侶による人気悩み相談サイト ダブル不倫への回答は

月間30万ビューを誇るという「hasunoha」

 お悩み相談サイト「hasunoha(ハスノハ)」が評判だ。回答するのは宗派問わず200人の現役僧侶で、これまでに2万3000件以上の悩みに答えてきた。男女の道ならぬ恋に対する回答は、普通の相談サイトとはひと味もふた味も違う。

「人妻を好きになってしまいました」とダブル不倫を打ち明け、しかしその一方で「家庭を壊したくない」と相談するのは3人の子を持つ40代の男性だ。

 みんなの寺の天野和公副住職は、『マーガンディヤ経』なる教典に登場する、重い皮膚病のかゆみから一時的に逃れるために患部を焼くことを繰り返して悪化させてしまう人物を紹介し、不倫男性に重ねる。

〈(経典に出てくる皮膚病の人は)自分が楽になる方法はこれしかないと思って火で焼き続けるのですが、治ることはありません(中略)。大きな悩みがほかにあり、それをこの関係(不倫)で紛らわしているのではないでしょうか。(適切な治療を受け)根本から治癒する道、胸を張って『幸せだ』と言える道を探してください〉

 過ちを懺悔する相談者にも、心から寄りそって回答する。10年前、義父が飼い始めた室内犬を妊娠中のストレスから殺してしまったことが、ずっと心の重しとなっているという女性の告白があった。

 それに対し、曹洞宗安穏寺の丹下覚元住職は仏教でいう功徳(善行)を積む大切さと関連づけて諭す。

〈罪意識があなたを導こうとしている。幸せは人に求めるものじゃなく自分の心の田んぼの土づくりができてはじめて良いお米ができる。(中略)人間向上の為にもう一度ワンちゃんを飼(えば)(中略)、自分の『都合意識』に目を向ける功徳になる〉

 僧侶でなければ出てこない言葉だろう。

※週刊ポスト2016年11月11日号

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