芸能

海老蔵演じる五右衛門 「強い眼力でメロメロになる」の声

市川海老蔵主演で話題の『市川五右衛門』(公式HPより)

 市川海老蔵(38才)が演じる天下の大泥棒・石川五右衛門が話題を集めている。『石川五右衛門』(テレビ東京系)は、海老蔵にとって13年ぶりの連ドラ主演作。これまで他の役者が演じた五右衛門とはひと味もふた味も違う“海老蔵五右衛門”とは? 時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんがその魅力を解説する。

 * * *
 とにかく何をしても注目の男といえば、市川海老蔵である。その海老蔵が、今年はドラマと舞台で「石川五右衛門」を演じている。
 
 五右衛門は、秀吉の時代の天下の大泥棒。『真田丸』には出番はなかったものの(個人的には出てほしかった)、大河ドラマでも、『黄金の日日』の根津甚八、『秀吉』の赤井英和などが演じてきた。日本エンタメ界の人気キャラだが、海老蔵五右衛門はさすがに一味違う。
 
 表の顔は、京の都で評判の役者一座の座長・白波夜左衛門という顔を持つ五右衛門。実は一座のメンバーは全員が五右衛門の配下なのである。その顔ぶれは、仕掛けの名手・三上の百助(山田純大)、身が軽い情報通の足柄の金蔵(前野智哉)、おかっぱ頭で口が悪い盗人姿がキャットウーマンのような堅田の小雀(高月彩良)。彼らはいざとなると、ポーズを決め、声を合わせる。「五右衛門一家、見参だ!」

 やるねー。しかも、この五右衛門。天下人豊臣秀吉(國村隼)が大事にしている茶々(比嘉愛未)と出会い、ラブロマンスに発展? 男の色気をプンプンさせる五右衛門は、「町を見たい」と城を抜け出して事件に巻き込まれた茶々を助け、手持ちの巨大凧に乗せて、ふたりで空中ランデブー。夜景観賞と洒落こんだ。大坂城へと彼女を送り届け、別れ際に「いつかあんたを盗んでやろうじゃねえか」なんてことをしれっと言うのである。

関連記事

トピックス

第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「王子と寝ろ」突然のバス事故で“余命4日”ののち命を絶った女性…告発していた“エプスタイン事件”【11歳を含む未成年者250名以上が被害に】
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
ナンバープレートを折り曲げ集団走行する「旧車會」=[福岡県警提供](時事通信フォト)
《各地で増える”暴走”》駐車場を勝手に旧車會の集合場所とされた飲食店主「100台以上も…他のお客さんが入って来られん」と怒り
NEWSポストセブン
世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン