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映画の応援上映 初心者が楽しむためにはペンライトは必需品

応援上映でペンライトは必需品

 大ヒット中の『シン・ゴジラ』。作品のおもしろさはもちろん、“発声可能上映”と銘打った特殊な上映が全国各地で行われたことで、大きな話題を呼んだ。

「上映中はお静かに」という映画の常識を覆す、「応援上映」が大流行! サイリウムやペンライトを持ち、スクリーンに声援を送りながら映画を楽しむ様子は、さながらコンサート会場のよう。

 応援上映の開催が発表されると同時に熱い注目を集めたのが『HiGH&LOW THE MOVIE』(以下、ハイロー)だ。EXILE TRIBEによる総合エンタテインメント・プロジェクト『HiGH&LOW』の映画第1弾で、5チームが拮抗した勢力を持つ『SWORD地区』を舞台に、個性豊かな男たちが想いをぶつけ合い、プライドを懸けて戦うストーリー。松竹・映画宣伝部の古寺綾香さんは、「劇場の担当者からハイローが非常に盛り上がっているという報告を受け、自然と応援上映を行うことになりました」と語る。

「ハイローは実写映画ですが、応援上映に向いている要素が揃っているんです。登場人物のキャラクターが濃く、各チームにテーマ曲やテーマカラーがある。

『White Rascals』は白い服、『鬼お邪や高こう校こう』は学ランと、チームごとに衣装があるので、コスプレもしやすい。上映当日はお祭りのような雰囲気です」

 上映で特に盛り上がったのは、約1000人が参加した大規模なアクションシーンと、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのELLYが率いる『MIGHTY WARRIORS』のライブシーンだ。

「ライブシーンではスクリーンの中にいるお客さんと同じように、映画館のお客さんが「FUNK JUNGLE!FUNK JUNGLE!」と掛け声を上げて、それはものすごい一体感でした。応援上映は、ファンが作品の興奮や感動を共有できるのが醍醐味だと感じます」(古寺さん)

 初心者が応援上映を楽しむための心構えとして、「ペンライトは必需品です」と語るのは、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』プロデューサーであるエイベックス・ピクチャーズの西浩子さん。

「あとは周りに合わせて声を出し、ペンライトの色を変えればOK。1回目で雰囲気に慣れて、2回目から思いっきり楽しめた、という人が多いです。

 また、映画といえばポップコーンですが、応援に夢中になってまったく手がつけられなかったという人が多いので、注意してください(笑い)」(西さん)

 今後は『スーパー歌舞伎・ワンピース』の応援上映も予定している。あなたも一度体験してみる?

※女性セブン2016年11月17日号

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