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京都の和紙専門店・広報部長の柴犬 かわいい蝶ネクタイ姿

京都の和紙店・広報の柴田部長

「ポチ袋ってなんで“ポチ”って呼ばれてるか知ってはる? わんこの名前の定番も“ポチ”。実はどっちも“これっぽっち”から来てるってゆわれてるんです。どないです? ぼくって博学やろ」

 のっけからうんちくを披露してくれたのは、京都の二条城近くに本店をかまえる和紙専門店『和詩倶楽部』の広報を担当する、柴田部長。

「うちの店はポチ袋をはじめ、懐紙や便せんやら、和紙を使うたもんを作って売らせてもうてます。あるときお調子もんの社長がぼくをデザインに取り入れたポチ袋を作って『これがほんまのポチ袋です』てゆうてみたら、えらい人気が出てん」

“柴田部長”として開設したSNSはどんどんフォロワーが増え、ついには『はたらく柴田部長』(小学館刊)という写真集まで出版される人気犬になった。

「ぼくはそもそも野良犬で、ボロボロの状態で保護されてん。社長は『まさかこんな男前の犬になるとはなぁ』って。失礼やなぁ」

“柴田部長グッズ”がきっかけで和詩倶楽部のファンになる人も多く、

「ま、恩返しということや」

 と照れくさそうな柴田部長。

「ぼくに会いたいてゆうてくれてはるお客さんもいはるんやけど、ぼくは基本的に在宅勤務やから、店には出てへんねん。かんにんしてや」

【プロフィール】
名前:柴田すばる ♂
年齢:11歳(推定)
種類:犬(柴犬)
勤務先:和詩倶楽部
職種:広報部長、商品モデル
主な仕事内容:『柴田部長』グッズの商品モデルを務め、和詩倶楽部の商品に興味を持っていただく。SNSも活用中。
お給料:煮干しと、わんこクッキー。
好きなこと:ちやほやされること。 特に女性から!
嫌いなこと:雷をはじめ、大きな音。
現在の悩み:自宅では犬4匹の団体生活やから、ひとりになれる“部長室”が欲しい。
将来の夢:和詩倶楽部の社長になりたい。

撮影■山口規子

※女性セブン2016年11月24日号

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