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2016.12.02 16:00  週刊ポスト

左利き100人に聞きました 苦労したこと、良かったこと

左利きは「紐付きペン立て」にも一苦労

 全人口の1割強と言われるのが左利きの人々。日本の人口にしてみれば1300万人いる計算になる。左利きは「最大勢力のマイノリティ」だと言えるのだ。右利き多数社会において不便を強いられている左利き100人に聞きました。

●左利きで苦労したことはありますか?
はい:64%
いいえ:36%

 6割超の人が「苦労したことがある」と回答。多くは、学生時代に遡る。

「日本語の『はらい』や『はね』は右利き前提なので習字の授業は苦労した」(32歳男性)
「定規を使って線を引くのに陰になって見えない」(72歳男性)
「野球のグローブが右利き用しかなかった」(53歳男性)

 社会人になっても受難は続く。

「会社の電話が左側に置いてあるため左手でメモしにくい」(23歳女性)
「パーティーで左隣の方の飲み物を飲んでしまった」(72歳男性)
「パチスロは右利き前提の投入口なので、メダルをこぼしてしまう」(32歳男性)

●左利きから右利きに変えるように言われたことはありますか?
はい:62%
いいえ:38%

 左利きの多くは、親や教師から右利きに変えるよう指導された経験を持つ。

「幼稚園の先生に右手を使うのが当たり前なので変えるように言われた」(62歳男性)
「小学校の2年の担任から日本語は基本、右手で字を書くものと言って変えられた」(65歳男性)

 上の世代ほど厳しく指導された思い出を鮮明に記憶している。中には、
「母に箸、急須、文具などを使うときに左手を縛られた」(51歳男性)

 といった体罰すれすれの経験も。57%もの人が箸や鉛筆の持ち手を右に変えたという。

●左利きで良かったことはありますか?
はい:60%
いいえ:40%

 そんなつらい経験をしてなお、左利きで良かったという人が6割を占める。

「対戦相手は左利きに慣れていないことが多いのでスポーツでは有利」(50歳男性)
「右利きを練習しているうちに左右どちらでも使えるようになった」(74歳男性)
「独創的、芸術的な人間に見られやすい」(32歳男性)

 苦労してきたからこそ、特別な意識も芽生えるようだ。

イラスト■川合景二

※週刊ポスト2016年12月9日号

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