• TOP
  • ライフ
  • 予測罹患率1位の前立腺がん 治療には年齢と進行度考慮を

ライフ

2016.12.04 16:00  週刊ポスト

予測罹患率1位の前立腺がん 治療には年齢と進行度考慮を

 3次元原体照射は、前立腺の形通りにピンポイントで照射する治療だ。強度変調放射線治療(IMRT)は、前立腺には高線量、周囲の直腸や膀胱には低線量と部位により、照射に強弱をつけ治療効果を高める。これ以外に炭素イオン線を用い、がん細胞を強力に破壊する重粒子線や水素の原子核である陽子を超加速してピンポイント照射する陽子線治療も行なわれているが、装置が巨大なため、設置施設は少ない。

「手術は、以前は開腹が主でしたが、現在は腹腔鏡手術が広まってきています。これは腹部に径が5~12ミリのポートという筒状の器具を5本程度挿入し、ここから内視鏡や鉗子などの手術器具を入れて操作します。開腹手術に比べて傷口が小さく、入院期間も短い低侵襲の治療です」(頴川主任教授)

 治療法の選択は、70~75歳より年齢が上か下かを考慮する。75歳より上の場合は、PSA監視療法や内分泌治療を主にし、リスクのある手術や放射線治療などの治療を選択しないこともある。年齢とがんの進行を診て、担当医師と適切な治療を相談することが大切だ。

■取材・構成/岩城レイ子

※週刊ポスト2016年12月9日号

関連記事

トピックス