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2016.12.21 16:00  女性セブン

犬にもアレルギーやアトピーはある メスの方が発症しやすい

犬のアレルギーはメスのほうが発症しやすい

 現代の人々を悩ませるのがアレルギー。花粉症やハウスダストで、目や鼻がムズムズして困るという人も多い。そんなアレルギーは、実は人間だけの問題ではないらしいのだ。和歌山県の45才女性からこんなお悩みが届いた。

「ラブラドール・レトリバーの子犬を家族に迎えたのですが、最近、体を床や壁にこすりつけて体をかいている姿をよく見ます。まだ散歩に出ていないので、ノミが原因ではないと思うのですが、犬も花粉やハウスダストによるアレルギーがあるのでしょうか?」(和歌山県・バロンさん、45才・パート)

 このお悩みに、白金高輪動物病院総院長の佐藤貴紀さんがお答えする。

 * * *
 犬が体をかゆがる原因には、大きく次の4つがあります。
【1】細菌や真菌(カビ)の感染
【2】ノミやダニなどの寄生虫の感染
【3】アレルギーやアトピー
【4】精神的要因

 病院ではまず【1】、【2】の治療を行い、改善が見られない場合は【3】のアトピーやアレルギーを疑います。

◆ハウスダストや花粉はペットにとっても天敵!

 そもそもかゆみとは、肥満細胞に、アレルギー反応を引き起こす“アレルゲン”が結びつき、かゆみや炎症を引き起こす物質ヒスタミンが放出されることで発症します。犬にとってのアレルゲンは、人間と同様でハウスダストやダニ、花粉などです。

 症状としては主に、皮膚にかゆみがでます。特に目や口の周り、お腹、手足に症状が集中します。時期によって症状が悪化したり、ぬいぐるみやお気に入りのベッドなど、特定の物の近くにいると特にかゆがるなどの規則性があります。

 残念ながら、なぜアレルギー症状が起こるのかはわかっていません。しかし、アトピー性皮膚炎は遺伝的な素因があり、オスよりもメスが発症しやすいといわれています。

 また、ダルメシアンやボストン・テリア、ミニチュア・シュナウザーなどがアトピーを発症しやすい犬種だという研究報告もされています。

◆アレルギー性皮膚炎の治療法と予防法

 アレルギー性皮膚炎の対処法として大切なのはまず、原因を排除することです。部屋はこまめに掃除し、ペットが使っている毛布やベッドも清潔に保ちましょう。

 薬剤としてはステロイド、インターフェロン、抗ヒスタミンなどが使われます。また、その他にも「減感作療法」といい、アレルゲンを少量ずつ投与し、抵抗力をつける治療法もあります。

 シャンプーを定期的に行うことや、適切な食習慣なども予防につながります。ノミなどがついていないのに、いつも以上にかゆがっている素振りを見せたら、一度動物病院できちんと診察してもらいましょう。

※女性セブン2017年1月1日号

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