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Xmasコンビニチキン商戦 セブンが「ななチキ」参入で激化

 一方、ロングセラー・からあげクンなど、ふだんからフライヤー商品に力を入れているローソンにイチオシを聞くと、「黄金チキン」(190円)と即答だった。

 骨つき・骨なし、どちらもそろう「黄金チキン」は、2013年に“ローソンチキン史上最高品質”と鳴り物入りで登場したスペシャルチキン。今年は「ミルクの風味を肉の下味に加え、まろやかな余韻が楽しめるようにした」(同社・チキン開発担当者)と、「ななチキ」同様、ファミリー狙いの戦略がうかがえる。

 15種類のスパイスとハーブを使ったというだけあって、食べている間、華やかな香りが続く。さらに、枕崎産かつお節と利尻産の昆布の“だし”がきいた「和風」もあるのでチェックしたい。

 今年のチキンの予約件数は、すでに昨年の1.2倍以上に伸びているそう。25日のクリスマス当日ギリギリまで熱い商戦は続きそうだ。

 最後に、店内調理に定評のあるミニストップの新しい骨つきチキン「極旨チキン」(190円)も見逃せない。

「12月9~11日までの3日間、20円引きセールをしたところ、目標に対し190%を超える販売を記録しました」(同社広報担当)

 と、出だし好調。鶏肉に塩、砂糖、しょうゆを染み込ませ、その後、13種のハーブとスパイスを2段仕込みで味付け。肉に浅くカットを入れているので食べやすく、口に入れた瞬間、スパイスがふわっと香り立つ感じだ。

 さらに、骨なしの「ジューシーチキン」(170円)、「フィレチキゆず胡椒」(170円)もそろっている。ミニストップは注文を受けてから温める販売スタイルなので、いつもホカホカが楽しめるのもポイントだ。

 と、各社こだわりのチキンが出そろった。予約に間に合わなかった人も25日までセールをしているので、諦めるのはまだ早い。

 ただし、コンビニ本部の商品開発者が頑張っても、チキンの味を最後に決めるのは店のオペレーション力だ。ぜひ、明るくあいさつしてくれる店員のいる店に立ち寄ろう。気配り上手な店員のいる店なら、きっとおいしいクリスマスチキンが売り場に並ぶはず。購入する側も、ちょっとした選ぶ目を持ちたい。

※金額表示はすべて税込み価格。

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