国際情報

中国で第4次独身ピークに、独身女性の8割は「恋愛恐怖症」

中国で独身人口が占める割合が激増

 中国の結婚適齢期の未婚人口は現在、2億人に達し、中国の全人口のうち、独身人口が占める割合は1990年の6%から14.6%と激増しているなど、中国は現在、「第4次独身ピーク」であることが分かった。

 2億人の独身男女のうち、5800万人以上は一人暮らしをしており、この傾向は女性に強く、「結婚しない女性」の数はますます増えるとみられる。

 中国共産党機関紙「人民日報」によると、中国における第1次独身ピークは1950年代で、新中国で初めての「婚姻法」が制定され、全国的に離婚が増え、独身が増えた。2回目は1970年代末、文化大革命(1966~1976年)で、毛沢東の呼びかけで地方に下放していた多くの若者が都会に戻るため、離婚という手段を選んだという。

 3回目は1990年代末で、1970年代末からの改革・開放政策によって自由主義経済原理が導入された結果、それまでの中国の家族観が変わり、離婚が激増。今回の第4次は経済の急成長とともに、働く女性が自立しているのが大きな原因となっている。

 中国紙「中国婦女報」によると、9000万人の調査では、独身女性の8割以上が「恋愛恐怖症」になっているという。とくに、恋愛によって異性に裏切られた経験がある人が多く、「努力しても報われないのがこわい」との回答が多かったという。

 中国では女性人口が男性人口よりも少なく、男性の場合は深刻な「嫁不足」に悩まされているが、女性の独身傾向が強いことから、中国人男性の結婚難は今後も当分続きそうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン