しっかり者、落ち着いていると言われることが多いなら、各会場で式の準備や当日の運営などを行う冠婚葬祭スタッフもいい。
「時給が高いことが多いです。結婚式は式の時間も長く、祝祭日に集中し、運営も忙しいので仕事がハードですが、それに比べるとお葬式は体力に自信がなくても心配はありません。仕事柄、落ち着きのある女性が求められています」(上田さん)
時給は前年同月比で33円もアップしている。これまでは男性の仕事と思われてきた分野でも、女性の力が求められている。例えば配送の現場だ。ヤマト運輸では、主婦のパートが大活躍。
「拠点から大型マンションのある住宅密集地などに荷物を運ぶ仕事で、車の運転はありません。お子様が学校へ行っている間だけ、午前中の2~3時間だけ、という人も多いです。お届けすると『ありがとう』と言っていただけることが多いので、やりがいもあります」(ヤマト運輸の担当者)
事務仕事よりアクティブな仕事をしたい人、自宅近くで働きたい人、ダイエットを兼ねたい人にはぴったりだ。配送の時給は前年同月比で24円上がっている。これに限らず、配送の現場は働き手を求めている。
「ネット通販が増えたので、物流センターでの荷物の仕分けの仕事もあります。フォークリフトの運転免許を取れば、時給は大幅に上がります」(上田さん)
確かに、構内作業(フォークリフト等オペレータ)の時給はなんと前年同月比で123円もアップ! 免許は4~5日程度で取ることもできるので車の運転が好きな人は、思い切ってスキルと時給のダブルアップにチャレンジするのも悪くない。
※女性セブン2017年1月26日号