一生懸命掃除をしても、なかなかキレイにならない…。そんな経験はないだろうか。とくにトイレでは、洗っても洗ってもなかなか汚れが落ちないということも少なくないはず。そこで、『きれい研究所』社長で、汚れ落としコンサルタント、家事代行サービス「タスカジ」などで汚れ落としの勉強会も実施している“洗剤エキスパート”の茂木和哉さんに、トイレをキレイにするための正しい洗剤選びと洗い方を教えてもらった。
◆防汚コーティングタイプで、便器の水ぎわの黒ずみを防ぐ!
「最近のトイレの便器は汚れが付きにくい工夫がされているため、必要以上のゴシゴシ掃除は、表面のコーティングを落としてしまうことになりかねません」(茂木さん、以下「」内同)
流すたびに掃除につながるスタンプタイプ『スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー』、『ブルーレットスタンピー 除菌効果プラス』など)の利用がおすすめだ。
◆古いタイプの便器の場合は…
水流の勢いで流すトイレは、吸引力で流す最新式に比べて汚れが付着しやすい。便器の劣化でコーティングが取れるとなおさらだ。
「ブラシでのこすり洗いが必要ですが、雑菌の巣窟に。使い捨てタイプ(『スコッチ・ブライト取り替え式トイレクリーナー(洗剤付)』など)が衛生的で安心」
◆便器の水溜まりの落ちにくい尿石は、強力な酸性パワーで
「尿の汚れはアルカリ性。黄~茶色に固まってしまうと、力をいれてこすっても落としきるのは至難の業。強力な酸性洗剤をかけてふたをして、しばらくおいて水を流す。落ちていなければ、さらにこすり洗いを」
『サンポール』などが代表的な酸性洗剤だ。
※女性セブン2017年1月26日号