一方で、昇太の司会ぶりを「サイコー」と絶賛するのは、誰よりも昇太を困らせている日本一天真爛漫な後期高齢者、木久扇だ。
「やりやすいね~。彼がイジってくれるおかげで、僕がテレビに映る機会が増えた。昇太さんはいいよ~」
結局、自分のコトしか考えていない“老害”!? たしかに昇太が司会になって、ますますボケキャラに磨きがかかり、最近ではギャグなのか本当にボケてるのかわからないほどだ(失礼!)。
座布団運びの山田隆夫(60)も、昇太の司会を大歓迎していた。
「紹介の時にイジってくれて、僕を目立たせてくれるのはありがたいよ。お陰で子供ファンが増えて、街では『山田く~ん、がんばれ~』って声をかけてくれる。今、チビっ子たちの間では、“青はドラえもん、黄色はピカチュウ、赤は山田くん”ですよ」
こちらも昇太をホメているようで、自分のことしか考えていないような……。
そんないいたい放題のメンバーの思いを昇太本人にぶつけた。「ポストさん、またアポなしですか~、もうっ」といいながらも語り始めた昇太。すると出るわ、出るわの愚痴の数々。
「う~ん。たしかに去年は学級崩壊状態で、メンバーをまとめることができませんでした。皆さん芸歴でも『笑点』でも大先輩だから、強くいえないんですよ。
特に木久扇師匠は歯止めがきかなくて、すぐにふざけたり、座布団追っかけてっちゃったりで、もう大変です。僕に威厳がないのがいけないのかな……」
本誌は、文句をいいつつも、毎回直撃に応えてくれる昇太サンを今年も応援しています!
※週刊ポスト2017年1月27日号