芸能

渡瀬恒彦 胆のうがんは「小康状態」も新作ドラマ進行中

胆のうがんを治療中のまま新作ドラマの撮影をこなす

 周囲がいくら止めても、アクションシーンで代役のスタントマンを使うことを極端に嫌う俳優として知られてきた。バスを運転して横転させたり、急発進する車のドアに引きずられたり。雪の海岸線でジープを横転させたときに下敷きになり、片足を失いかける大けがを負ったこともある。渡瀬恒彦(72才)はその事故を振り返り、平然とこう言ってのける。「結果的には、芝居の幅が広がりましたね」──。

 渡瀬が女性セブンに「胆のうがん」闘病を告白したのは昨年6月のことだ。胆のうがんは自覚症状がないため早期発見が難しく、検診の超音波検査で偶然見つかるケースがほとんど。すぐに手術で摘出するのが一般的だが、発見時にはすでに他の部位に転移していて、手術ができない場合も多いという。

「手術が困難な場合、1年生存率は20%ほど。3年生存率にいたっては3%程度といわれています」(医療関係者)

 胆のうに腫瘍があることがわかったのは2015年の秋。数か月休養をとり、都内の大学病院で抗がん剤や放射線による治療を受けた。

 復帰後、昨年は第11弾となる人気シリーズ『警視庁捜査一課9係』(4~6月、テレビ朝日系)に主演。病気のことは共演者にも一切伝えず、撮影の合間を縫っての通院と投薬による治療を続けながら、撮影を乗り切った。

 女性セブンに《撮影現場が僕に力をくれます》とコメントを寄せた渡瀬。病気のことは誰にも悟られなかったという。それでも、本調子とはいえない状況が続いている。

「昨年7月の『おみやさんSP2』(10月放送)の京都ロケでは、撮影中に体調を崩してしまい、撮影が続行できるかどうか検討されたこともありました。東京から奥さんが京都に駆けつけて、渡瀬さんに寄り添う姿も見られました」(ドラマ関係者)

 昨年8月には、渡瀬が1992年から、およそ半世紀にわたって演じてきた『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』(TBS系)の十津川警部役が交代になった。『新・十津川警部』は内藤剛志(61才)が演じる。芸能関係者が言う。

関連記事

トピックス

石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
『東宝シンデレラ』オーディション出身者の魅力を山田美保子さんが語ります
《第1回グランプリは沢口靖子》浜辺美波、上白石姉妹、長澤まさみ…輝き続ける『東宝シンデレラ』オーディション出身者たちは「強さも兼ね備えている」
女性セブン
9月6日から8日の3日間、新潟県に滞在された愛子さま(写真は9月11日、秋篠宮妃紀子さまにお祝いのあいさつをするため、秋篠宮邸のある赤坂御用地に入られる様子・時事通信フォト)
《ますます雅子さまに似て…》愛子さま「あえて眉山を作らずハの字に落ちる眉」「頬の高い位置にピンクのチーク」専門家が単独公務でのメイクを絶賛 気品漂う“大人の横顔”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
シーズンオフをゆったりと過ごすはずの別荘は訴訟騒動となっている(時事通信フォト)
《真美子さんとの屋外プール時間も》大谷翔平のハワイ別荘騒動で…失われ続ける愛妻との「思い出の場所」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン