国内

ミスコン新時代 「行動美人」たちの頼もしい言葉

安倍首相夫人も特別審査員に加わった「ミス日本」受賞者たち

 いまや“ミスコン”は美しさだけでは選ばれない。女性活躍の時代を象徴するように、夢や目標に向かって前向きに努力する姿勢が求められているのだ。

 1月23日に行われた「ミス日本コンテスト2017」の大会テーマも〈輝く行動美人〉。応募総数2156名を勝ち抜いた13名のファイナリストたちには、自分だけでなく周囲をも前向きにさせるような積極的な行動力が評価基準となり、いざ決戦の舞台に臨んだ。

 着物、ドレス、水着と衣装を変えながら進んだ最終選考。特別審査員に安倍首相夫人のアッキーこと昭恵氏が呼ばれたこともあり、「もし、あなたがファーストレディだったら?」という質問も飛び出した。

 そして、見事グランプリに輝いたのは、京都府出身で、大阪大学文学部人文学科2年の高田紫帆さん(20)。「ミス着物」とのダブル受賞という快挙を成し遂げた。

 高田さんは小学生から陸上に打ち込み、中学時代はジュニアオリンピックに出場するほどのスポーツウーマン。弟はサッカー16歳以下日本代表に選出されたこともある高田侑真選手だ。

 もちろん、活発さはスポーツばかりではない。将来の夢は「社会問題を問いかけるようなキャスター」とか。好きな女性像として、米国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻・エレノア氏を挙げ、「家族や身の回りの人を大切にしながら、自分も社会に出て活躍できる女性になりたい」と、意欲的なコメントを残した。

 また、選考過程で当サイトが注目したのは、高田さんと同じく関西(大阪府)出身の宮西伽奈さん(23)。同志社大学経済学部4年生で、将来の夢はズバリ「会社の経営者」。

 自己PRタイムでも常に自信を漲らせ、「目標達成まで“あきらめへん”──これが私の人生のモットーです」に始まり、最後には「私の行動力、強さ、そして思いやりの3本柱を核に、夢を実現させることを、ここに誓います!」と、ミス日本の最終選考で将来の起業まで約束してしまったのだ。座右の銘も、固い決意を抱いて一心に取り組めば、その努力は必ず天に届き報われるという意味の「一念通天」。他のファイナリストにはない意気込みが感じられた。

関連記事

トピックス

「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》週刊ポストが1年前に託された最後のメッセージ「私の人生は野球に始まり、これからも常に野球とともにあります」
週刊ポスト
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
長嶋茂雄さんとの初対戦の思い出なども振り返る
江夏豊氏が語る長嶋茂雄さんへの思い 1975年オフに持ち上がった巨人へのトレード話に「“たられば”はないが、ミスターと同じチームで野球をやってみたかった」
週刊ポスト
元タクシー運転手の田中敏志容疑者が性的暴行などで逮捕された(右の写真はイメージです)
《泥酔女性客に睡眠薬飲ませ性的暴行か》警視庁逮捕の元タクシー運転手のドラレコに残っていた“明らかに不審な映像”、手口は「『気分が悪そうだね』と水と錠剤を飲ませた」
NEWSポストセブン
金田氏と長嶋氏
《追悼・長嶋茂雄さん》400勝投手・カネやんが明かしていた秘話「一緒に雀卓を囲んだが、あいつはルールを知らなかったんじゃないか…」「初対決は4連続三振じゃなくて5連続三振」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン
「秀才」に突然訪れた“異変”の原因とは(イメージ)
中受で超難関中高一貫校に入学した「秀才」に突然訪れた“異変”の原因とは「腹痛と下痢を繰り返し、成績は最下位クラス…」《エリートたちの発達障害》
NEWSポストセブン
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! ミスター長嶋茂雄は永久に!ほか
「週刊ポスト」本日発売! ミスター長嶋茂雄は永久に!ほか
NEWSポストセブン