日本女子バレーボール界のレジェンドが新たな人生の一歩を踏み出していた(1992年、時事通信フォト)
1998年ソウル、1992年バルセロナ、1996年アトランタと3大会連続でオリンピックに出場した日本女子バレーボール界のレジェンドが、新たな人生の一歩を踏み出していた。
エースアタッカーとして長年日本の女子バレーボール界を牽引した、元バレーボール選手の大林素子(57)。日本人初のプロバレーボール選手として海を渡り、サウスポーの移動攻撃“モトコスペシャル”を武器にイタリア・セリエAのアンコーナでプレーをするなど、海外への道を切り開いた。
1997年3月、現役を引退した大林はスポーツキャスターとして解説やタレント活動をスタート。1997年からは、フジテレビのF1グランプリ中継のピットレポーターを務め、このほか『モータースポーツパラダイス』『F1GPニュース』(いずれもフジ系)のキャスターを務めるなど、独自のポジションを確立した。テレビ局関係者が語る。
「スポーツだけではなく、バラエティー番組などにも積極的に出演し、2001年には、つんく♂プロデュースによる身長175 cm以上のアイドルユニット『デカモニ。』として歌手デビューを飾りました。2006年に初舞台で北条政子役を演じて、それからは舞台を中心に俳優としても本格的に活動をするなど、多岐にわたる活躍を見せています」