香港でも犬猫を殺したり傷つけた場合は最長で禁錮6カ月と最高5000香港ドル(約7万円)の罰金となっているが、犬猫の肉を食べることは禁じられていない。
アジア犬保護同盟(Asian Canine Protection Alliance=ACPA)によると、中国の場合は食用に限らず、犬猫の虐待に関する法律はなく、年間2000万頭の犬が食肉として処理されている。次がベトナムで500万頭、韓国が3位で、200万頭から300万頭となっている。
特に、中国の犬肉祭りついては、昨年は俳優のマット・デーモンや女優のパメラ・アンダーソンらが祭りの中止を訴えたほか、中止を求めて全世界で1100万人が署名している。
台湾の立法議員は香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」に対して、「台湾の犬猫肉の食用禁止が中国に波及することを願っている」とコメントしている。中国でもペット文化が拡大しており、犬猫肉の食用に反対する声も強まっているが、行政当局は「犬や猫に限らず、動物の肉を食用にするのは古くからの食文化であり、法律で禁止することはできない」と食用禁止には否定的だ。