芸能
2017.05.20 07:00 週刊ポスト
山田洋次監督 「日本と日本人は大きく変容してしまった」
「年をとった人の葬式では、死者を送るという荘厳な場であっても、思わず吹き出すようなことも起こりうる。その死を巡って、家族が大騒ぎする様子を可笑しく描けないかな、と思ったんです。
死があるけど、可笑しい。それは大きな勝負だろうとも思いました。ただ、死をテーマにした面白い喜劇は色々あるんです。ヒッチコックにも、フランク・キャプラにもある。
僕の大好きなイギリスの喜劇『マダムと泥棒』では、主演のアレック・ギネスを含め出演者のギャングが全員死んじゃうけど、それでいて可笑しい。そんなことを思い浮かべながら物語を考えました」
家族のドラマを描き続けてきた山田だが、実は、東京大学を出たばかりの頃に目指したのは、イタリア映画のフェリーニやヴィスコンティだった。
「穏やかなホームドラマなんてくだらないとずっと思っていました。若いときは、誰でもそうだし、そうあるべきじゃないのかな。いまでも、20代、30代の監督が家族の姿を丁寧に描くなんてことは、むしろやるべきじゃないと僕は思うけどね」
関連記事
トピックス

語尾が「…」ばかり「三点リーダー症候群」 相手のせいにするズルさも
女性セブン

米議事堂暴動取材の横田増生氏「アメリカの民主主義が死んだ日」
週刊ポスト

創価大学の箱根快走 学会員はテレビの前でお題目を唱えていた
週刊ポスト

嵐FC会員に届いた手紙「メンバー写真に大野クンがいない」の騒然
女性セブン

コロナ軽症患者が急激に重症化 「ハッピー・ハイポキシア」の可能性
週刊ポスト

小室圭さんは諦めたこともあったが… 眞子さまが後に引けない事情
女性セブン

今春パパになる二宮和也、西島秀俊夫妻の助言を受けて妻と挑んだ妊活
女性セブン

中村芝翫の不倫相手 藤原紀香と結婚前の片岡愛之助との交際歴も
女性セブン