「ヘイトスピーチが横行し、政権も厳しい態度を取らない。政治もマスコミも劣化しているんです。ポピュリズムというか愚民主義というか、人類が営々と戦って築いてきた人権への認識や意識が希薄すぎる」(舛添氏)
立憲主義の原則すら踏まえない憲法改正草案を掲げて改憲に突き進む政権。ヘイトスピーチが横行し、歴史認識にも基礎的な知性にも欠けた悪罵がまかり通る現状。そうしたものに抗い、良質な保守を再構築すべきだとも舛添氏は語った。そのために再起動するなら、一敗地に塗れた舛添氏に私もエールを送りたい。
聞き手■青木理(ジャーナリスト)
※SAPIO2017年7月号