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2017.06.21 16:00  SAPIO

佐藤優氏「田中角栄は永遠に生きたかったんじゃないか」

佐藤:そう。金なんですよ。あれほど個人的に蓄財する政治家は珍しい。私は、田中角栄は永遠に生きたかったんじゃないかと思うんです。金をどんどん増やすことで永遠に影響力を維持できる、と。

片山:金を貯め続ければ、田中派もどんどん成長する。ずっと大きくなり続ける……。刹那と永遠が結びついた資本主義の幻影に囚われていたのでしょうか。そんな政治家が、五五年体制が終わった平成5年に亡くなった。何かを象徴している気がしますね。

●さとう・まさる/1960年生まれ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。主な著書に『国家の罠』『自壊する帝国』など。共著に『新・リーダー論』『あぶない一神教』など。本誌連載5年分の論考をまとめた『世界観』(小学館新書)が発売中。

●かたやま・もりひで/1963年生まれ。慶應大学法学部教授。思想史研究家。慶應大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。『未完のファシズム』で司馬遼太郎賞受賞。近著に『近代天皇論』(島薗進氏との共著)。

※SAPIO2017年7月号

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