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2017.06.21 16:00  SAPIO

佐藤優氏「田中角栄は永遠に生きたかったんじゃないか」

片山:戦後史で重要な役割を果たした人物には違いないけれど、もしも田中角栄がいなかったとしても高度成長期に同じような立ち回り方をした政治家は出てきたはず。

佐藤:そう思います。ただ彼はほかの政治家が決してやらないことをやった。これは鈴木宗男さんに聞いた話です。田中角栄は、かつて赤坂にあったホテルニュー赤坂というラブホテルの従業員を抱き込んで宿泊者リストを届けさせていたらしいんです。それで「昨日はハッスルしたらしいね」なんて声をかける(笑)。

片山:すごい。まさにインテリジェンスですね。そんなことされたら言うこと聞いちゃいますよね。まさに忖度するしかない(笑)。

佐藤:そのえげつなさが金とともに彼の権力の源泉となった。ただ佐藤栄作らとは違い、背後に院外団【※注】のような暴力装置の影は感じない。

【※注/議員でない党員が組織した政治団体。戦前には議会や議員に圧力を加えた。また反対政党への攻撃や要人の警備なども行った】

片山:田中角栄の上の世代の政治家は旧軍人人脈などの暴力装置と結びついていた。けれど田中角栄は戦後の成金だった。だから暴力じゃなくて、金だった。

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