ミス・キャンに新潮流　「新入生」「理系」など横断系が流行

　今や大学の学園祭の目玉企画として定着するミス・キャンパス。各局の女子アナは有名大学の「ミス・キャン」受賞者が顔を揃え、女子アナの登竜門としての地位を確立している。その起源は定かではないが、1958年にNHKにアナウンサーとして入局した野際陽子さんがミス立教大学だったことから、少なくとも1950年代頃から行なわれていたと考えられる。

　近年は、「ミス・キャンパスのなかから日本一を決めるコンテスト」や「新入生限定」「卒業生限定」「理系の女子学生限定」など、大学の枠を超え、横断的に選考する発想で企画されるのが主流となっている。

「将来性のある女の子たちをサポートしていきたいと考え、コンテストを事業として始めました。ミスコンは華やかな印象がありますが、参加する子たちは真剣そのものです。最近は、コンテストをステップにして、自分の将来を広げていこうという強い意志を持った女の子が多くなってきています」（株式会社エイジ・エンタテインメント／ミスコレ・ミスターコレ事業部・大美賀将行氏）

写真：MISS COLLE

※週刊ポスト2017年6月30日号