国内

顔面フル装備防衛大臣に「無神経さがにじみ出ている」

度重なる「撤回とお詫び」に怒りが爆発

 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中の様々なトピックにメスを入れる! 今回のターゲットは稲田朋美防衛大臣です。

 * * *
 8月初めの内閣改造の目玉は、何といってもこの人の首。都議選の応援演説でありえない言葉をした後、口をきゅっと閉じ、「ですから誤解を招きかねない発言をしたことを撤回し、お詫びしたい」と木で鼻をくくったよう。この発言に激怒した人は多かったはず。

 防衛大臣になって以来、ずっとだもの。どういうつもりかお詫び会見のたびに人の気持ちを逆なでよ。キレ気味の表情から、心から謝っていないのはミエミエで、それだけでもムカつくのにメイクがさらに目障りなんだわ。

 二重に見せるためにアイテープを貼って、太めのアイラインを引き、派手なまつげエクステをして口紅はラメ入りピンク。

 12年前に373票の微差で衆議院議員に初当選したときは、眉毛を整えマットな口紅を引くくらい。ほぼ丸腰だったのよ。この変わりようを彼女がふつうのオバちゃんなら、「あか抜けして」とほめたかも。

 でも自分の不始末をお詫びする58才の防衛大臣だよ。顔をフル武装するのは、テレビカメラに映る自分の顔が第一だからで、この顔で釈明された国民の気持ちには思いが及ばない。その無神経さがテレビ画面からにじみ出ているんだって。

 これは本人が言っていることだけど、もともと政治に関心がなく、夫が買っていた保守系の雑誌や新聞を読むようになったとか。

 そこに投稿をし始めたら安倍総理の目に留まり、衆議院議員になってからはトントン拍子。3度の選挙を経て5つの大臣を歴任し、昨年の夏には防衛大臣。

 まさに永田町の出世の大階段を王子に手を引かれて上りつめた“政界のシンデレラ”よ。でも本人がシンデレラ気取りになると話は別。「緊張感をもって」という毎度おなじみの釈明の言葉とは裏腹に、調子に乗っているとしか思えない。

 とにかく笑いながらミサイルを撃ちこんでくる国があるというのに、国内向けの「撤回とお詫び」はもう聞きたくないよ。

※女性セブン2017年8月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン