嫌な仕事やブラックな勤務先との向き合い方について、堀江貴文氏が解説


 そのためにも外の情報は、たくさん採り入れておこう。耳の痛い、不愉快な情報はもしかしたら、外からの助けなのかもしれない。腹の立つ意見や情報にも触れて、常に思考の幅を広げておくことだ。

 変化ではなく、現状維持を望んでいる人たちの多さには、本当に呆れてしまう。『闇金ウシジマくん』でも、借金する客のほとんどは、何かを変えるためではなく、現状の生活を何とかキープしたい人たちばかり。闇金でカネを借りるぐらいの覚悟があるなら、起業したり、クラウドファンディングで事業融資を募ったり、何にでも挑戦できると思うのだが……そうはならないから不思議だ。

「自分には動き出す力がない」「才能がない」という思いこみは間違いだ。たしかに分野によっては、才能が多少は関係する。だがビジネスでもスポーツでも、素晴らしい功績を挙げた人が、才能だけで成功できた例はない。その人の工夫、努力、そして動き出した勇気が、成功の要因なのは明白だ。

 私も多くのビジネスで収益を上げているが、自分自身に特別な才能は備わっていない。だが、ビジネスを成功させるために、日々、人一倍の工夫をしている。ケタ違いの情報に触れ続けているし、最短距離で事業の目的に届くように、仕事の進め方の改善も怠らない。

 自分には才能がないからと、動き出そうとしないのは、自分で限界を決めているようなものだ。自分に何らかの才能や資質があるかどうかなんて、やる前には誰にもわからない。やってみて初めて、結果がわかるものだ。

 やる前から諦めるのは大間違い。とにかく何でも、大胆に挑戦してみることこそ、人生を魅力的なものにする秘訣だ。

※堀江貴文・著/『バカは最強の法則~まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方~』より

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