スポーツ

松木安太郎氏が愛される理由 豪州戦解説でも“まさかの発言”

松木安太郎氏の解説が愛される理由は?

 8月31日、サッカー・ロシアW杯アジア最終予選B組で日本はオーストラリアを2対0で下し、6大会連続のW杯出場を決めた。ピッチ内で躍動する選手とともに、ピッチ外ではテレビ朝日の解説者・松木安太郎氏が脂の乗った言葉を繰り出していった。

 前半41分、日本がオーストラリア陣内でボールを回すと、「リズムが良いですよ」と連呼し始める。すると、MF長友佑都からのクロスにFW浅野拓磨が飛び込み、日本が先制ゴールを挙げた。松木安太郎研究家でライターのシエ藤氏が話す。

「松木さんは絶叫の印象が強いですが、実はかなり的確に試合を読んでいますからね。このシーンのように、過去にも何度も“予言”を的中させています。また、『いいボールだ!』『おい!』『よしよしよし!』という定番のフレーズで視聴者を楽しませると同時に、常に過去を超える名言を生み出してくれます。この日も、“まさかの発言”で視聴者の度肝を抜いてくれました」

 後半37分、MF井手口陽介が試合の流れを日本に引き寄せる2点目を叩き出す。その後、スタジアムのオーロラビジョンにゴールの映像が流れると、松木氏はこう言った。

「ずっと映してりゃいいんだよ、残り時間!」

 いくらホームゲームだとはいえ、自国のゴール映像を10分近く流し続ける国などないだろう。そもそも、選手がプレーに集中できなくなりそうだ。

「そんな野暮な突っ込みをしたくなる言葉を、スッと口にできる所に松木さんが愛される理由があるのではないでしょうか。そして、松木さんは同じ名言を2度繰り返すことはない。だからこそ、語り継がれる言葉になる。

 過去の松木さんの有名なフレーズに『ふざけたロスタイムですね~』(2011年アジア杯、対シリア戦)があります。あの名言はあの日、あの展開でなければ決して生まれなかった一期一会のアドリブです」

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン