せんだは70歳になった今も、「ウケない金ない仕事がない」「明日10時にハローワークに行く」などの自虐ギャグを言える貴重な存在だ。テレビ局関係者はこう語る。
「たしかに、せんださんを見ると、同年代の人たちも日々の細かい煩わしいことや自分の思わしくない状況を笑い飛ばせるかもしれません。ただ、今のテレビ界に合うかは未知数です。せんださんは面白いのですが、司会のお笑いタレントと30歳近く年が離れているし、扱いに困る可能性もある。周りの空気に合わせるよりも、自分の言いたいギャグを心ゆくまで言うタイプですからね(笑い)。逆に言えば、そういう暴走タイプが本当は求められているのかもしれません。
そういう意味では、爆笑問題はせんだのような人材を上手く転がせる名人。再ブレイクの域まで達するかどうかは微妙ですが、視聴者が高齢化しているので、知名度の高いせんださんの出番が今後、多くなっても不思議ではありません。1つの番組で跳ねて流れを作れれば、どんどん違う番組からオファーが届くようになるでしょう」
70歳での再ブレイクはあるか?