国内

ボランティア活動の“わんわんパトロール”で犯罪率が低下

わんわんパトロール隊員のビッツ

 ランドセルを背負った子どもたちと、抜きつ抜かれつしながら歩く、かわいらしい犬たち。一見、ごく普通のお散歩風景に見えるけれど、こう見えて彼らは、お仕事真っ最中なのである。

「ぼくたちは“わんわんパトロール”の隊員だから気を抜けないんだよね。ほらみんな、車に注意してね!」

“わんわんパトロール”とは、犬たちの散歩をしながら子どもたちの安全を見守るという活動。ここ調布市ではビッツをはじめ、120名ほどの飼い主が参加しているという。

「犬はお散歩するのが日課だから、無理なく活動できるのがいいよね」

 調布市では隊員の目印として、バンダナとバッグを配布。「身に着けることで、この地域は防犯の意識が高いってことをアピールできるから、結果的に犯罪率が低下するんだって。楽しくお散歩するだけで役に立つなんてうれしいな」

 パトロールの時間は特に決まっておらず、コースも自由。ビッツの場合、

「朝は子どもたちが登校する8時前後にお散歩するようにしてるんだ。夕方も、できるだけ下校の時間に合わせるようにママが気を配ってるよ」

 夏休み明けで学校に行くのがちょっと億劫な子どもたちも、かわいい見守り隊と一緒なら楽しく元気に通えること間違いなし!

“わんわんパトロール”は、犬の散歩をしながら防犯に貢献するボランティア活動。全国各地に広がっているので、愛犬と参加したい場合は区や市に問い合わせを。

【プロフィール】
名前:ビッツ ♂
年齢:8歳 種類:犬(トイプードル)
勤務先:調布市総務部総合防災安全課生活安全係
職種:わんわんパトロール隊員
主な仕事内容:お散歩しながらパトロールして、地域の安全を守る。
お給料:パパの晩酌の、おつまみのお裾分け。 お肉が大好き!!
好きなこと:とにかくパパが好き。パパと一緒にいれば幸せ!
嫌いなこと:パパの機嫌が悪いこと。
現在の悩み:夏は毎日暑くて、お散歩の時間が限られること。
将来の夢:いつまでも元気にわんわんパトロールを続けたい!

撮影/山口規子

※女性セブン2017年9月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン