無所属議員にはもっとツワモノがいる。当選13回の中村喜四郎氏は「万年野党」が調査を開始した2012年12月の第182国会以来、国会質問、議員立法、質問主意書を一度も出したことがないのだ。いったい、何のために国会議員を続けているのか……。政治ジャーナリストが言う。
「国会議員には歳費の他に非課税の文書交通通信滞在費、新幹線乗り放題の無料パスや東京と選挙区間の航空券、格安の議員宿舎など1人あたりざっと4200万円もの税金が与えられる。国会で仕事をしない議員ほど、暇があるから地元の祭りや運動会にせっせと顔を出し、選挙に強かったりします。しかし、そうした地元活動はいわば次の選挙で議員バッジをつけるための就職活動で、有権者・国民のための仕事ではありません。そんな無駄メシ食いの政治家は必要ありません」
※週刊ポスト2017年10月13・20日号