ロボットに喋りかければ家電操作も思いのまま(シャープ)
次に向かったのはシャープのブース。同社は早くから家電にインターネット接続機能を持たせた“スマート家電”を開発。喋る電子レンジやロボット掃除機、会話もできるモバイル型ロボット電話『ロボホン』などを次々と発売してきた。
そして、今回はシャープが駆使する「AIoT(人工知能とモノのインターネットを組み合わせた造語)」を家庭内でつなげる対話型ロボット「ホームアシスタント」も発表された。形は雪だるまに似ていてかわいらしく、人間が話しかけることで、いろいろな家電が操作できる。
「ユーザーの生活スタイルに合わせて他社サービスと連携し、ロボットから喋りかけることもできます。例えば『エアコンの○○部品の交換時期がきてますよ』とか『今日は寒いので窓に結露がついてませんか?』とか。ホテルの室内では『お腹すいてませんか?』と尋ね、即座にお客さんが食べたいものの店を紹介することもできます。
そのうち、『余計なお世話だ!』と言われるかもしれませんが、人の嗜好や個性をクラウド上でデータベース化していくので、日々話しかける話題に反映させたり、有益な情報だけを増やしていくことができます」(シャープの担当者)
その他、NTTが開発した会話ロボット『Sota(ソータ)』の指示に従って棚にあるペットボトルを持ってきたり、床に落ちた紙などを拾い上げたりもできるトヨタ自動車開発の生活支援ロボット『HSR』など、超スマート社会の実現も予感させるロボット技術の数々を見学。