芸能

『おじゃMAP!!』での香取と草なぎの距離感が気になる

稲垣、香取、草なぎが開設した公式サイト『新しい地図』

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、草なぎがゲスト出演した香取のスペシャル番組から、彼らの今の気持ちを読み解く。

 * * *
 ジャニーズ事務所から退所後、初めてテレビで共演した元SMAPの香取慎吾と草なぎ剛。番組は10月4日放送のフジテレビ系『おじゃMAP!!SP』。お笑い芸人のアンタッチャブルの山崎弘也が「ザキD」なるディレクターになり、草なぎ君の愛犬、フレンチブルドッグのくるみちゃんも登場。草なぎ君が香取君と今やりたいことをやるというスペシャル版だった。

 草なぎ君は腕に抱いたくるみちゃんが可愛くてしょうがない様子。一緒に番組に出たかったそうで、「初登場」と顔を上気させて愛犬を紹介するのを見ている香取君も楽しそう。草なぎ君は赤ちゃん言葉で愛犬に話しかけ、自分のことを「パパ」と呼ぶことも。「私もくるみちゃんになりたい!」と、テレビの前で思ったファンは数知れずだろう。

 さて番組冒頭、ザキDが「草なぎ君がやりたいこと」と言うと、香取君は左手で首筋を触った。くるみちゃんと一緒でご機嫌な草なぎ君も、「今までにない慎吾ちゃんの表情を引き出した」と宣言。すると香取君はまたも左手で首筋を触ったのだ。何か気になることでもあるのだろうか? というのも、これは困惑や不安などマイナス感情を抱いた時に、気持ちをなだめたりする時に出やすい仕草だ。

 何が香取君をそうさせたのだろう?『今夜すべて解禁』というサブタイトルがついたこのSP、台本通り、打ち合わせ通りにロケが進むかが心配なのか? それともザキDが「走るのこれ?」と驚いた草なぎ君の愛車、69年型シボレーでドライブするからか? 「何が起こるかわからない…」というわずかな戸惑いが心の底にあったようなのだ。

 最初は草なぎ君が自腹で香取君をコーディネートするという企画で、草なぎ君行きつけの古着屋さんへ向かった。ビンテージ物のジーンズを前に、あれこれ選んでいく草なぎ君。香取君は両手を後ろ手にして、彼の後をついて歩く。こういう場合に後ろ手にしているのは、「ここはあなたにお任せ、勧めてくれたら、そこから選ぶから」という無意識のサインだ。

 コーディネートが完成したものの、そのトータルのお値段43万円と聞き、ちょっぴり動揺したのか唇をこすった草なぎ君。25万のジャケットを自分で着てみると「俺が買うから貸してやる」と言い、「お前価値わかんないだろー」と目を見開き、妙な説得を試みる。すると香取君は、ポケットに両手を突っ込んで横を向いて笑うのみ。「絶対欲しくないよ」と指を差す草なぎ君に「欲しいよ」と言いながら噴き出した香取君。でもあの一瞬、ポケットに手を突っ込んだところを見ると、草なぎ君の読みが正解なんだろう。

 次に草なぎ君が提案したのは、2年前、香取君の誕生日にプレゼントしたBBQセットを使って、一緒にBBQをやること。「ハイキングセットみたいなやつ、ある? ある?」と聞かれても、香取君は前を向いたまま表情を変えず口をつぐんだまま。「いいでしょ、あれ?」と言われてもテンション低く曖昧な返事を返すだけ。「使ってないんじゃないの」と突っ込まれると、「使ってる」と横を向いて苦笑いしながら頭を掻いた。本音と建前が違うと、香取君は無意識に相手と反対方向に向きやすいようだ。

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン