ドラフト1位の重複指名が確実視される早稲田実業の清宮幸太郎(18)。清宮はドラフトまでに各球団と面談を行ない、球団の方針などを確認すると予想されている。もっとも重要なのは、将来的なメジャー移籍に影響するポスティングシステムに関する条件だろう。
「清宮のメジャー志向は揺るがない。こっそり“将来のポスティング”を約束する指名球団も出てくるだろう。問題は、これまで一度もポスティングを認めてこなかった巨人。松井秀喜も上原浩治も海外FA権を取得後に渡米した。“特例”を認めるかがカギになる」(スポーツ紙デスク)
各球団の思惑はあれど、結局のところ清宮の運命を決めるのは「クジ引き」だ。そこで50代の巨人ファンは、巨人には切り札があると提案する。
「長嶋茂雄・終身名誉監督に抽選をしてもらうんです。長嶋さんは1992年に4球団競合の松井秀喜を引き当てた“ゴッドハンド”です。長嶋さんも出馬するとなれば、清宮君に最大級の誠意を見せたことになる。その後の交渉もきっと有利に運ぶはずです。
これは勝手な期待ですが、ぜひソフトバンクの王(貞治)会長と長嶋さんが並んでクジを引く姿が見たい。国民的イベントになるし、ONが牽引した『昭和・平成のプロ野球』が清宮世代の『新時代のプロ野球』に切り替わる象徴的な出来事になるんじゃないかと思うんです!」
CSや日本シリーズと同じくらい気になる交渉権の行方。怪物の運命やいかに。
※週刊ポスト2017年10月13・20日号