「ラミレス監督は、一度信じた選手を徹底的に起用する。1番の桑原と9番の倉本(俊彦)は開幕から2か月、結果が出なかった。しかし、自分がレギュラーと決めた選手は何を言われようとも変えないという姿勢を貫き、桑原は7月の月間MVP賞を受賞。倉本はリーグ3位の得点圏打率3割4分2厘を記録。また、CSファイナルステージには、右の代打としてベテランの後藤ではなく、高卒新人の細川(成也)を帯同させた。そして、広島との第5戦では代打で起用し、タイムリーを放った。選手の実力を見抜き、それを信じる力が結果につながったと言えるでしょう」(同前)
起用した選手がことごとく当たり、“神ってる”ならぬ“ラミってる”と評されたラミレス采配。この勢いのまま、日本シリーズも制するか。