その手口は、まずは「大佐」役の男が北京市内などの建設会社を訪問し、「海軍の基地建設プロジェクト」があるとして、「引き受けてくれれば、十分な建設費用を支払う」などとして計19社に持ちかけて、プロジェクト受注の見返りにマージンを要求。
本物のプロジェクトあると信用させるために、「プロジェクト担当の中将と国防大臣にも会わせてやる」などと述べて、偽の事務所に呼んで、言葉巧みに騙していた。3人の逮捕後、警察が事情聴取にきた段階で、ようやく騙されたことに気付いたというほど、3人をすっかりと信用していた関係者もいたという。