このエンジンへのコイン投げ入れ事件は今年6月にも上海浦東国際空港でも起きている。このときの当事者は80歳の女性で、やはりタラップを上る前に、エンジンめがけてコインを数枚投げ入れたという。
やはり、これを目撃した他の乗客が空港スタッフに連絡したことで、この女性は警察に連れていかれて、事情を聴かれたが、悪気はなく、旅の安全を祈っての行為だったことが判明。犯罪歴もないことから、釈放されたという。
旅客機は整備スタッフが検査して、コインの回収後、約6時間遅れて出発し、無事に目的地の広東省広州市の国際空港に到着した。
これらのコイン投げ入れ事件は複数の中国メディアが報じており、相次ぐ常識を欠いた行為についてネット上では「航空会社にとって、1時間の遅延で約8000元(13万円)の被害が出る。これを賠償させるべきだ。そうしないと、いつまで経っても、中国の飛行機でのマナーの悪さはなくならない」との厳しい意見も目立っている。