緻密な計画で爆弾を郵送、2人を殺害し、1人に怪我を負わせたとされる大学の元校長パンジラル・メヘル被告(Facebookより)
結婚5日後、母親の同僚から届いた“結婚祝い”の小包は爆弾だった──。
5月28日(現地時間、以下同)、インド・オリッサ州バラーンギール地区の裁判所は、爆発物で2人を殺害し、1人に怪我を負わせたとされる大学の元校長パンジラル・メヘル被告に終身刑を言い渡した。
メヘル被告は、2018年2月23日、結婚して間もないスーニャ・セハル・サフさん(26歳=当時)の自宅に結婚祝いを装い爆発物を送った。サフ夫婦が小包を開けたところ突然爆発し、スーニャさんと彼の叔母・ジェナマニさん(85=当時)が死亡、妻のリーマさん(22=当時)が重傷を負ったという。大手紙国際部記者が語る。
「現地メディア『ザ・ニュー・インディアン・エクスプレス』によると、亡くなったスーニャさんの母親、サンジュクタ・サフさんは、メヘル被告の後任として大学の校長を務めていました。
メヘル被告はサンジュクタさんに校長の座を奪われたとして彼女に恨みを持っており、それが動機につながったといいます。尋問では『息子を殺すことで、彼女に一生の苦しみを味わわせたかった』と述べていました」